アンチテーゼとは「反論」ということですね。
では商品におけるアンチテーゼとはどのようなものなのでしょうか?
商品におけるアンチテーゼとは、世の中の常識となっている物事に対する反論です。
例えば、
【ユニクロ】
ファッションといえば、自己を表現するものなので他人とは違うデザインを求めるものでしたが、
ユニクロが打ち出したアンチテーゼは「高品質で定価格、流行に追われることのないデザイン」でした。
工程の大半を自社工場としたことで実現したアンチテーゼです。
【無印良品】
企業にとって商品とは知名度を広げるツールなので必ず「ブランド名、ロゴ」を印刷します。
しかし無印良品はそれをしませんでした。
さらには海外展開する時も、海外向けの仕様に変更するのではなく、国内で販売されている形状のままグローバル展開したことで、業界の通念を打ち壊しました。
【ビリーズブートキャンプ】
2004年にビリー・ブランクス氏が考案したキックボクシングの動きを基にした、ダイエットエクササイズとして爆発的にヒットしました。
なぜヒットしたのか?
ダイエットいえば、〇〇すればいいだけダイエット!
のように、簡単ラクラクとうコンセプトの商品が主流の世の中に、そんなものじゃダイエットにならない!激しい運動こそダイエット!っとアンチテーゼを打ち立て、
あたかも新しい考え方!のような衝撃をあたえたものでした。
アンチテーゼの探し方
- 世の中の常識とは何か?
- 世の中は何に不満をいだいているのか?
世の中の常識を何らかの方法で否定できないか!
世の中の不満を何らかの方法で解決できないか!
アンチテーゼを打ち出した商品は、時として爆発的なヒットをしますが、売り方としてのプロモーションやマーケティングが難しい要素でもあります。
必ず入れなければならない要素ではないですが、使い方次第では強い武器になります。